ナロンエースってどんな薬?
薬剤師がやさしく解説
ナロンエースは、イブプロフェンとエテンザミドという2つの解熱鎮痛成分を組み合わせた薬です。
これに、鎮痛効果を助けるとされるブロモバレリル尿素(鎮静成分)と無水カフェインを加えた4成分配合。鎮静成分が入っているため、服用後は運転できません。15歳未満は使えません。
こんにちは、薬剤師のしばまるです。
今日で商品名シリーズも8本目、最後は「ナロンエース」です。イブプロフェンとエテンザミド、2つの成分を組み合わせているのが特徴なんです。
ナロンエースの成分と特徴
ナロンエースの主な成分は、イブプロフェンとエテンザミドの2種類。メーカーの説明では、痛みのもと(プロスタグランジンの生成)をおさえるイブプロフェンと、痛みの伝わりをおさえるとされるエテンザミドを組み合わせることで、鎮痛効果をねらった設計とされています。
そこに、鎮痛効果を助けるとされるブロモバレリル尿素(鎮静成分)と無水カフェインを配合。4つの成分で構成されています。
💡 ブロモバレリル尿素ってどんな成分?
ブロモバレリル尿素は、鎮静作用を持つ成分です。セデスに配合されているアリルイソプロピルアセチル尿素と同じく、鎮痛薬の効果を助ける目的で配合される鎮静成分の仲間です。この成分が入っているため、ナロンエースも服用後は眠気が出ることがあります。
ナロンシリーズの中の位置づけ
大正製薬のナロンシリーズには、ナロンエースのほかにも複数の商品があります。
| 商品 | 特徴 |
|---|---|
| ナロンエース/ナロンエースT | イブプロフェン+エテンザミド+鎮静成分+カフェイン |
| ナロンエースプレミアム | ナロンエース系の上位品。同系統の成分構成 |
| ナロンLOXYロキシー | ロキソプロフェン配合タイプ |
| ナロンm/ナロン錠/ナロン顆粒 | アセトアミノフェン配合。子どもも服用できるタイプ |
※ここに挙げたのは代表的な商品の例で、すべてではありません。ラインナップや配合成分は変わることがあるため、購入時にパッケージ・添付文書をご確認ください。
「ナロン」という名前だけで選ぶと、ナロンエース(鎮静成分あり)とナロンm・ナロン錠(アセトアミノフェンで子どもも使える)が、まったく違うタイプだと気づきにくいことがあります。ご家族で使う場合はとくに、パッケージの成分表示をよく確認してから選んでください。
使うときの注意点
⚠ ここだけは確認してね
- 服用後は運転・機械操作をしないでください(鎮静成分配合のため)
- 15歳未満は使えません
- 解熱鎮痛薬やかぜ薬でぜんそくを起こしたことがある方は服用できません
- 治療中の胃・十二指腸潰瘍、肝臓病、腎臓病、心臓病がある方、高齢の方、妊娠中・妊娠している可能性のある方は服用前に医師・薬剤師・登録販売者へ相談を
- ほかの解熱鎮痛薬・かぜ薬・鎮静薬との併用はできません
- なるべく空腹時を避けて服用し、服用間隔は4時間以上あけてください
⚠ 次の症状が出たら、服用を中止して受診を
発疹・発赤、かゆみ、吐き気・嘔吐、食欲不振、めまいなどが現れた場合は服用を中止し、医師・薬剤師にご相談ください。息苦しさ・じんましん・意識の混濁、高熱・目の充血・唇のただれなどの重篤な症状が現れた場合は、直ちに医療機関を受診してください。
ここまでの商品名記事、成分でくらべると
| 商品 | 鎮静成分 | カフェイン |
|---|---|---|
| ナロンエース | あり | あり |
| セデス | あり | あり |
| ノーシン | なし | あり |
| タイレノールA | なし | なし |
| リングルアイビー | なし | なし |
このように並べると、「眠くなりたくない日」に選びたい薬が一目で分かるようになります。その日の予定に合わせて、成分表示を確認する習慣をつけてみてください。
まとめ
ナロンエースは、イブプロフェンとエテンザミドを組み合わせた解熱鎮痛薬で、鎮静成分(ブロモバレリル尿素)とカフェインも配合されています。服用後は運転できない点を必ず確認し、同じ「ナロン」でも子ども用(ナロンm・ナロン錠)とは中身が違うことも覚えておいてください。
ここまで8つの痛み止めを見てきましたが、「同じ痛み止めでも、成分の組み合わせでこんなに個性が違う」ことが伝わっていたら嬉しいです。パッケージ裏の成分表示、これからもぜひチェックしてくださいね。
よくある質問
ナロンエースとナロンm、何が違いますか?
飲んだ後、車の運転はできますか?
セデスとどう違いますか?
妊娠中でも使えますか?
何歳から使えますか?
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参考資料
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。症状や体質によって適した医薬品は異なります。医薬品を使用する際は添付文書を確認し、ご不明な点は医師・薬剤師・登録販売者にご相談ください。症状が改善しない場合や悪化した場合は、医療機関を受診してください。なお、記事内のリンクには広告(アフィリエイト)が含まれる場合があります。

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