目の充血、目薬の使いすぎに
注意?薬剤師が解説
充血除去用の目薬(血管収縮成分配合)は、5日以上の連続使用でリバウンド充血が起こりうるとされています。
血管収縮成分は、目の血管を一時的に縮めて赤みを目立たなくしますが、使い続けると効果が切れたときに、かえって強い充血が現れることがあります。人前に出る予定があるときなど、一時的な使用にとどめるのが基本です。
こんにちは、薬剤師のしばまるです。
「充血に効く目薬、毎日使っているんです」というお話、実は少し心配になることがあります。今日は、その理由を詳しく解説しますね。
充血の原因は、いろいろある
| 原因 | ひとこと |
|---|---|
| 目の疲れ | スマホ・パソコンの使いすぎによる血行の変化 |
| 乾燥(ドライアイ) | 涙の量や質の変化により、目の表面に負担がかかる |
| アレルギー | 花粉・ハウスダストなどによる炎症反応 |
| コンタクトレンズ | 装着による物理的な刺激・摩擦 |
| 異物・こすりすぎ | 目に何かが入った、強くこすったなどの外部刺激 |
充血除去用の目薬は、これらの原因そのものを取り除くわけではなく、血管を縮めて「見た目の赤み」を一時的に軽減するものです。原因に応じたケアと組み合わせることが大切です。
なぜ「使いすぎ」がよくないのか
充血除去用に使われる血管収縮成分(テトラヒドロゾリン塩酸塩など)は、血管を収縮させることで赤みを軽減します。しかし、薬の効果が切れると血管が再び拡張し、使用前よりも強い充血が現れる(リバウンド)ことがあるとされています。これにより、赤みを抑えるためにさらに使用を重ねてしまう、という悪循環につながることもあります。
💡 「5日以上」が、ひとつの目安
血管収縮成分を含む目薬の連続使用は、5日程度を超えると、中止後にリバウンド充血が起こりやすくなるとされています。「大事な予定の前だけ」など、短期間・ここぞというときの使用にとどめ、日常的に毎日使い続けることは避けたほうがよいでしょう。
日常的な充血対策
- 蒸しタオルを目に当てて、血行を促す
- 十分な睡眠をとる
- パソコン・スマホの画面から40cm以上、距離をとる
- コンタクトレンズを控え、メガネに切り替える日を作る
- 室内を清潔に保ち、こまめに換気・掃除をする
- 目の周りを清潔に保ち、汚れた手で目を触らない
使うときの注意点
⚠ ここだけは確認してね
- 充血除去用(血管収縮成分配合)の目薬は、連続使用を避けてください…気になる方は、血管収縮成分を含まないタイプへの切り替えも検討してみてください
- 製品によっては、ソフトコンタクトレンズ装着時に使用できないものがあります…パッケージの表示を必ず確認してください
- 緑内障と診断されたことのある方は、使用前に医師・薬剤師にご相談ください
- 激しい目の痛みがある場合は、使用前に医師・薬剤師にご相談ください
⚠ こんな充血は、目薬で様子を見ず受診を
- 強い痛みをともなう充血
- 視力の低下、まぶしさを強く感じる
- 片目だけ、急に強い充血が出た
- 目薬を使っても数日以上改善しない
これらの症状があるときは、自己判断で目薬を使い続けず、眼科を受診してください。
「充血が気になって、毎日使っています」という方には、使用期間を振り返っていただくようお声かけしています。5日以上続けている場合は、いったん使用を控えて、原因(疲れ・乾燥・アレルギーなど)に合わせたケアに切り替えることをおすすめしています。目薬は「魔法の消しゴム」ではなく、一時的な対処法だと考えていただくと使い方が変わってきますよ。
まとめ
充血除去用の目薬は、血管収縮成分により一時的に赤みを軽減するもので、5日以上の連続使用はリバウンド充血につながることがあります。日常的な充血には、原因に応じたケア(休息・保湿・アレルギー対策など)を優先し、目薬は「ここぞ」というときの一時的な使用にとどめましょう。改善しない・悪化する場合は眼科を受診してください。
「赤みを消す」ことより、「赤くなる原因を減らす」ことのほうが、実は近道だったりします。目薬と生活習慣、両方から目をいたわってあげてくださいね。
よくある質問
充血除去用の目薬は、1日何回まで使っていいですか?
血管収縮成分の入っていない目薬はありますか?
コンタクトレンズをつけたまま充血除去用の目薬を使えますか?
すでに毎日使ってしまっています。急にやめても大丈夫ですか?
妊娠中でも使えますか?
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参考資料
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。症状や体質によって適した医薬品は異なります。医薬品を使用する際は添付文書を確認し、ご不明な点は医師・薬剤師・登録販売者にご相談ください。症状が改善しない場合や悪化した場合は、医療機関を受診してください。なお、記事内のリンクには広告(アフィリエイト)が含まれる場合があります。

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