パブロン点鼻の使い方|成分・年齢・使い過ぎの注意を薬剤師が解説
パブロン点鼻は、ナファゾリン塩酸塩(血管収縮成分)、クロルフェニラミンマレイン酸塩(抗ヒスタミン成分)、ベンゼトニウム塩化物を配合した第2類医薬品です。急性鼻炎、アレルギー性鼻炎または副鼻腔炎に伴う鼻づまり・鼻水・くしゃみ・頭重の緩和に使用します。7歳以上が対象で、1回1〜2度、3時間以上の間隔をあけて1日6回まで使用できます。血管収縮成分を含むため、使い過ぎるとかえって鼻づまりが悪化することがあります。長期連用せず、3日間ほど使っても改善しない場合は使用を中止して相談してください。
こんにちは、薬剤師のしばまるです。
パブロン点鼻は、鼻づまり・鼻水・くしゃみなどの症状に使用するスプレー式の点鼻薬です。今日はその特徴と、使うときの注意点を解説しますね。
パブロン点鼻の成分と特徴
| 成分(100mL中) | 主な役割 | 記事での注意 |
|---|---|---|
| ナファゾリン塩酸塩 0.05g | 鼻粘膜の血管を収縮させ、鼻づまりを緩和 | 過度の使用・長期連用で、かえって鼻づまりが悪化することがある |
| クロルフェニラミンマレイン酸塩 0.5g | 抗ヒスタミン作用により鼻水・くしゃみを緩和 | ほかの鼻炎薬などとの成分重複を確認 |
| ベンゼトニウム塩化物 0.02g | 殺菌作用をもつ成分 | 細菌感染を治療する抗菌薬ではない |
ベンゼトニウム塩化物は、殺菌作用をもつ成分として配合されています。ただし、本剤は細菌感染そのものを治療する抗菌薬ではなく、急性鼻炎・アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎に伴う鼻症状を緩和する点鼻薬です。
霧状の細かな粒子が鼻の奥まで広がり、有効成分が患部に作用するよう設計されています。効き方や感じ方には個人差があります。
💡 ナザール「スプレー」との関係
両製品は血管収縮成分と抗ヒスタミン成分を含む似た系統ですが、配合成分・濃度・添加物・容器が異なります。使用感だけでなく、対象年齢、持病、ほかに使っている薬を確認して選びましょう。
使い方の目安
成人(15歳以上)および7歳以上の小児は、1回に1〜2度ずつ鼻腔内に噴霧します。3時間以上の間隔をおいて、1日6回まで使用できるとされています。7歳未満は使用しないこととされ、7〜14歳のお子さんに使用させる場合は、保護者の指導監督のもとで使用させてください。
正しい使い方
- やさしく鼻をかむ使用前に、鼻の中を清潔にしておきます。
- 容器を立てて持つ初回の空押し方法は製品の説明書を確認してください。噴霧時は容器を横にしないでください。
- ノズルを少し外側へ向けて噴霧鼻の中央の仕切り(鼻中隔)ではなく、少し外側へ向け、添付文書の図に従って1〜2度噴霧します。
- 使用後はノズル付近を清潔に清潔なティッシュペーパーなどで拭き、キャップをしてください。
⚠ 長期連用しないでください
過度に使用すると、かえって鼻づまりを起こすことがあります。3日間ほど使用しても症状がよくならない場合は、使用を中止し、この添付文書を持って医師・薬剤師・登録販売者に相談してください。「3日までしか使えない」という意味ではありませんが、漫然と使い続ける薬ではありません。
使うときの注意点
⚠ ここだけは確認してね
- 7歳未満は使用できません。7〜14歳は保護者の指導監督のもとで使用します
- 次の診断を受けている方は、使用前に医師・薬剤師・登録販売者に相談してください…高血圧、心臓病、糖尿病、甲状腺機能障害、緑内障
- 妊婦または妊娠していると思われる方、治療中の方、薬でアレルギー症状を起こしたことがある方も使用前に相談してください
- ほかの点鼻薬や鼻炎薬を使用している方は、同じ血管収縮成分・抗ヒスタミン成分の重複や使用回数の増え過ぎを避けるため、購入前に商品名または成分を薬剤師・登録販売者に確認してください
- 発疹・発赤、かゆみ、鼻のはれ、強い刺激感などが現れた場合は、副作用の可能性があります…直ちに使用を中止し、添付文書を持って医師・薬剤師・登録販売者に相談してください
- 点鼻用にのみ使用してください
保管・衛生上の注意
容器は他の人と共用しないでください。薬液を別の容器へ移し替えず、直射日光を避けて涼しい場所に密栓して保管します。使用期限内でも、開封後はなるべく早く使用してください。
「点鼻薬、シュッとするたびに楽になるので、つい何度も使ってしまう」というご相談は多いです。楽になる感覚と、使いすぎによる悪化は、実は表裏一体なんです。「3日間」は使用上限ではなく、改善しない場合の相談の目安。薬がないと鼻が通らない、使用回数が増えていると感じたら、遠慮なく教えてくださいね。
まとめ
パブロン点鼻は、ナファゾリン塩酸塩・クロルフェニラミンマレイン酸塩・ベンゼトニウム塩化物を配合した、7歳以上から使える点鼻薬です。長期連用は避け、3日間ほど使用しても改善しなければ相談することが大切です。使用後に発疹や鼻のはれなどが出た場合は、すぐに使用を中止してください。高血圧・心臓病・糖尿病・甲状腺機能障害・緑内障がある方は、使用前に相談してください。
「シュッとするだけ」の手軽さがある分、使いすぎのサインを見逃さないことが大切です。使い方に迷ったら、いつでも相談してくださいね。
よくある質問
1日何回まで使えますか?
子どもにも使えますか?
3日を超えて使ってはいけませんか?
ナザール「スプレー」とは何が違いますか?
妊娠中でも使えますか?
家族と同じ容器を共用できますか?
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参考資料
※本製品は流通状況が変わることがあります。店頭でお求めの際は、最新の販売状況をご確認ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。症状や体質によって適した医薬品は異なります。医薬品を使用する際は添付文書を確認し、ご不明な点は医師・薬剤師・登録販売者にご相談ください。症状が改善しない場合や悪化した場合は、医療機関を受診してください。なお、記事内のリンクには広告(アフィリエイト)が含まれる場合があります。

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