パブロン鼻炎カプセルSαの成分・眠気・持病がある方の注意点

鼻炎・花粉症

パブロン鼻炎カプセルSαの成分・眠気・持病がある方の注意点

しばまる先生
薬剤師・しばまる薬局
2026.7.29 更新
結論

パブロン鼻炎カプセルSαは、塩酸プソイドエフェドリン、マレイン酸カルビノキサミン(第1世代抗ヒスタミン成分)、ベラドンナ総アルカロイド、無水カフェインを配合した鼻炎内服薬です。アレグラFXやアレジオン20が眠気の少ない第2世代成分であるのに対し、こちらは眠気の副作用が出やすいとされる第1世代成分を含みます。高血圧・心臓病・糖尿病・甲状腺機能障害・緑内障・排尿困難がある方は使用前に相談が必要で、服用後は自動車の運転や危険を伴う機械の操作をしないでください。

こんにちは、薬剤師のしばまるです。
「昔からよく効く鼻炎薬」として選ばれることがあるのが、このタイプです。今日はその中身と、確認しておきたい注意点を解説しますね。

パブロン鼻炎カプセルSαの成分

成分(2カプセル中)はたらき
塩酸プソイドエフェドリン 60mg鼻粘膜の充血・はれをおさえ、鼻づまりを緩和する
マレイン酸カルビノキサミン 6mgくしゃみ・鼻水をおさえる(第1世代の抗ヒスタミン成分)
ベラドンナ総アルカロイド 0.2mg鼻汁の分泌をおさえる
無水カフェイン 50mg眠気をやわらげる補助的な役割とされる

カプセルの中には、すばやく溶ける白色の顆粒と、ゆっくり溶けるオレンジ色の顆粒が入っており、効果が持続するよう設計されているとされています。

💡 「第1世代」と「第2世代」、何が違う?

これまでご紹介したアレグラFX・クラリチンEX・アレジオン20は、脳に入りにくく眠気が起こりにくいとされる「第2世代」の抗ヒスタミン成分です。一方、パブロン鼻炎カプセルSαに含まれるマレイン酸カルビノキサミンは「第1世代」で、眠気が出やすいとされています。症状の強さや生活スタイルによって、選び方が分かれます。

使い方の目安

成人(15歳以上)は、1回2カプセルを1日2回服用します。15歳未満は使用しないこととされています。カプセルはPTPシートから取り出して服用し、シートのまま飲み込まないよう注意してください(食道に刺さるなど、思わぬ事故につながることがあるとされています)。

⚠ 服用後は、運転・機械操作をしないでください

添付文書には、「眠気を催すことがあるので、本剤の服用後は乗物又は機械類の運転操作をしないこと」と明記されています。「就寝前なら大丈夫」というものではなく、眠気が翌朝以降に残ることもあるため、体調を確認したうえで運転などを判断してください。

使うときの注意点

⚠ ここだけは確認してね

  • 眠気が起こることがあります…服用後は乗物または機械類の運転操作をしないでください
  • 次の診断を受けている方は、使用前に医師・薬剤師に相談してください…高血圧、心臓病、糖尿病、甲状腺機能障害、緑内障、排尿困難
  • 本剤の成分または他のかぜ薬・鼻炎薬でアレルギー症状を起こしたことがある方、薬などでぜんそくを起こしたことがある方は、使用前に相談してください
  • 15歳未満は使用できません
  • 治療中の持病がある方、他の鼻炎薬・かぜ薬を使用中の方は、自己判断で追加せず、事前に医師・薬剤師にご相談ください
  • 妊娠中・授乳中の方は、自己判断で使用せず、産婦人科・薬剤師にご相談ください

⚠ こんな症状が出たら、使用を中止して相談を

発疹・発赤、かゆみ、吐き気、動悸、排尿困難などが現れた場合は使用を中止し、医師・薬剤師にご相談ください。まれに息苦しさや高熱をともなう重い症状が現れることもあるとされ、その場合は直ちに医療機関を受診してください。

薬剤師の現場メモ

「昔からある強めの鼻炎薬」を求めて来店される方、実はいまも一定数いらっしゃいます。効き目重視のタイプにも、選ばれる理由があるんですよね。ただ、車の運転が多い方や、高血圧・緑内障などの持病がある方には、事前にしっかり確認させていただいています。ご自身の生活スタイルと持病、両方を踏まえて選ぶことが大切ですよ。

これまでご紹介した薬との違い

製品抗ヒスタミン成分の世代眠気運転についての添付文書の記載
パブロン鼻炎カプセルSα第1世代出やすいとされる服用後は運転操作をしないこと
アレグラFX/クラリチンEX/アレジオン20第2世代起こりにくいとされる製品ごとに確認が必要

効き目のキレを重視するか、日中の眠気を避けたいかで、選ぶタイプが変わってきます。迷う場合は、薬剤師にご相談ください。

市販薬で様子を見てよい? 受診の目安

使用しても症状が改善しない場合、症状が強い場合、または服用中に気になる症状が現れた場合は、自己判断で使い続けず、耳鼻咽喉科や医師・薬剤師にご相談ください。

まとめ

パブロン鼻炎カプセルSαは、第1世代の抗ヒスタミン成分やプソイドエフェドリンなど4成分を配合した、効き目重視の鼻炎薬です。眠気が出やすいため、服用後は運転・機械操作をしないでください。高血圧・心臓病・糖尿病・甲状腺機能障害・緑内障・排尿困難がある方は、使用前に相談してください。

「眠くなりにくい薬」と「効き目重視の薬」、どちらが正解ということはありません。今の生活スタイルに合わせて、無理なく続けられる方を選んでくださいね。

よくある質問

アレグラFXなどとどう違いますか?
アレグラFXなどは眠気が起こりにくいとされる第2世代の抗ヒスタミン成分を配合していますが、パブロン鼻炎カプセルSαは第1世代の成分を含み、眠気が出やすいとされています。
服用後、運転してもいいですか?
添付文書に、服用後は乗物または機械類の運転操作をしないことと明記されています。就寝前に服用する場合も、翌朝以降に眠気が残ることがあるため、体調を確認したうえで判断してください。
高血圧ですが使えますか?
プソイドエフェドリンは高血圧・心臓病・糖尿病・甲状腺機能障害に影響することがあるとされています。使用前に医師・薬剤師にご相談ください。
子どもにも使えますか?
15歳未満は使用できません。お子さんの鼻炎については、小児科・耳鼻咽喉科にご相談ください。
妊娠中でも使えますか?
妊娠中または妊娠している可能性がある方は、使用前に医師・薬剤師・登録販売者への相談が必要です。自己判断での使用は避けてください。
しばまる先生
薬剤師

ドラッグストア・調剤薬局での経験をもとに、市販薬や処方薬、健康に役立つ情報を、できるだけわかりやすくお届けします。「むずかしい薬の話を、いちばんやさしく」がモットーです。

参考資料

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。症状や体質によって適した医薬品は異なります。医薬品を使用する際は添付文書を確認し、ご不明な点は医師・薬剤師・登録販売者にご相談ください。症状が改善しない場合や悪化した場合は、医療機関を受診してください。なお、記事内のリンクには広告(アフィリエイト)が含まれる場合があります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました