青汁の選び方|ワルファリン・ 腎臓病の注意点を薬剤師が解説

栄養・サプリ

青汁の選び方|ワルファリン・
腎臓病の注意点を薬剤師が解説

しばまる先生
現役薬剤師・しばまる薬局
2026.7.27 更新
結論

青汁は、大麦若葉、ケール、明日葉、桑の葉などを原料とする食品です。原料だけでなく、1回分の栄養成分、糖類や添加成分、味、続けやすさを確認して選びましょう。青汁だけで野菜の代わりになるわけではなく、食事を基本に、不足を補う食品として考えることが大切です。ワルファリンを服用中の方は、青汁に含まれるビタミンKによって薬の作用が弱まることがあるため、青汁を避けるよう指導されています。腎機能が低下している方やカリウム制限を受けている方も、自己判断で始めず医師・薬剤師へ相談してください。

こんにちは、薬剤師のしばまるです。
「野菜不足だから青汁を」という方、多いですよね。実は、特定の薬を服用中の方には、避けたほうがよいとされる飲み物でもあるんです。今日はその理由を解説しますね。

青汁の主な原料

原料特徴
大麦若葉比較的青臭さが少ない製品が多く、飲みやすさを重視する方の候補です
ケール独特の青臭さや苦みを感じる製品があります
明日葉・桑の葉風味や栄養成分は製品によって異なります

原料名だけで優劣を決めず、栄養成分表示、1回量、添加物、味、続けやすさを確認しましょう。

ワルファリンを服用中の方は、青汁を避けるよう指導されています

⚠ ワルファリン服用中の方へ

ワルファリンを服用中の方は、青汁に含まれるビタミンKによって薬の作用が弱まることがあるため、青汁を避けるよう指導されています。自己判断で飲み始めたり、飲み続けたりせず、現在飲んでいる場合も主治医・薬剤師へ必ず伝えてください。なお、ワルファリン以外の抗凝固薬まで、ビタミンKとの同じ相互作用があるわけではありません。薬の名前を確認し、心配な場合は薬剤師にご確認ください。

💡 緑黄色野菜と、納豆・青汁・クロレラは分けて考えます

ワルファリン服用中は、納豆・青汁・クロレラを避けるよう指導されています。一方、ほうれん草やブロッコリーなどの緑葉野菜は、完全に禁止するのではなく、極端に多く食べたり、摂取量を急に変えたりしないことが大切とされています。具体的な食事の取り方は、主治医・薬剤師の指示に従ってください。

青汁は「野菜の代わり」ではありません

青汁は、原料由来の栄養成分を手軽に摂れる食品のひとつです。ただし、野菜そのものと同じではなく、食物繊維や栄養成分の量は製品によって異なります。青汁だけで野菜不足を補おうとせず、普段の食事を基本にしましょう。

使うときの注意点

⚠ ここだけは確認してね

  • 腎機能が低下している方や、医師からカリウム制限を指示されている方は、青汁を自己判断で追加しないでください…カリウム量は製品によって異なるため、栄養成分表示を確認し、主治医・管理栄養士・薬剤師へ相談してください
  • 青汁には、果汁、糖類、甘味料、乳酸菌、食物繊維、ビタミン・ミネラルなどを加えた製品があります…原材料名と栄養成分表示を確認し、糖尿病、腎臓病、アレルギーがある方は、追加成分にも注意してください
  • 青汁は食品であり、病気の治療・予防を目的としたものではありません…体調不良がある場合は、青汁に頼らず医療機関を受診してください
  • 妊娠中・授乳中は、原材料が単純な食品タイプでも摂りすぎを避け、製品表示を確認してください…ハーブ、高用量のビタミン・ミネラル、カフェインなどを含む製品や、持病・服薬がある場合は、使用前に産婦人科・薬剤師へ相談してください
薬剤師の現場メモ

「心臓の薬を飲んでいるけど、青汁は野菜みたいなものだから大丈夫ですよね?」というご相談、実はとても多いです。ワルファリンとビタミンKの関係は、見落とされがちな組み合わせです。すでに青汁を毎日飲んでいる方が、急にやめたり量を変えたりするのも、逆に薬の効き方に影響することがあるので、変更したいときも自己判断せず、必ず主治医に相談してからとお伝えしています。

青汁を始める前に相談したい人・摂取を中止して相談したい症状

⚠ こんな方は、自己判断で摂取を始めず相談を

  • ワルファリンを服用中の方(青汁は避けるよう指導されています)
  • 腎機能低下やカリウム制限がある方
  • 摂取後に発疹、息苦しさ、強い腹痛、下痢などが出た場合
  • 妊娠中・授乳中で、何を摂ればよいか迷っている方

まとめ

青汁は、大麦若葉・ケール・明日葉など、原料によって特徴が異なる食品です。「野菜の代わり」ではなく、食事を基本に不足を補う食品として考えてください。ワルファリンを服用中の方は青汁を避けるよう指導されています。腎機能低下・カリウム制限を受けている方も、事前に医師にご相談ください。

「野菜だから安心」ではなく、飲んでいる薬との組み合わせも意識する——これが、青汁と安心してつきあうコツです。お薬手帳を見せていただければ、一緒に確認できますよ。

青汁に関するよくある質問

血液をサラサラにする薬を飲んでいます。青汁は飲めますか?
薬の種類によって異なります。ワルファリンを服用中の方は、青汁が薬の作用を弱めるため、避けるよう指導されています。ワルファリン以外の薬では同じ相互作用とは限らないため、お薬手帳を薬剤師に見せて確認してください。
大麦若葉とケールは、どちらが栄養価が高いですか?
原料名だけで単純に優劣は決められません。製造方法や1回量によって栄養成分が異なるため、栄養成分表示と飲みやすさを比べて選びましょう。
腎臓が悪いのですが、青汁は飲めますか?
腎機能や治療内容によってはカリウム制限が必要です。青汁のカリウム量は製品差があるため、自己判断で始めず、製品表示を主治医・管理栄養士・薬剤師に見せて相談してください。
青汁を飲めば野菜不足は解消されますか?
青汁は原料由来の成分を補う食品ですが、野菜そのものと同じ量の食物繊維や多様な栄養素を摂れるとは限りません。食事を基本に補助的に利用してください。
妊娠中でも飲めますか?
食品として一般的な原料だけの製品でも、摂りすぎは避けて表示を確認してください。ハーブ、カフェイン、高用量のビタミン・ミネラルなどを含む製品や、持病・服薬がある場合は産婦人科へ相談してください。
しばまる先生
現役薬剤師

ドラッグストア・調剤薬局での経験をもとに、市販薬や処方薬、健康に役立つ情報を、できるだけわかりやすくお届けします。「むずかしい薬の話を、いちばんやさしく」がモットーです。

参考資料

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。体質や健康状態によって適した製品・摂取量は異なります。医薬品を使用する際は添付文書を確認し、ご不明な点は医師・薬剤師・登録販売者にご相談ください。体調が改善しない場合や悪化した場合は、医療機関を受診してください。なお、記事内のリンクには広告(アフィリエイト)が含まれる場合があります。

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