エスタックってどんな薬?
薬剤師がやさしく解説
エスタックはブランド名で、性格の異なる複数の商品があります。
エスタックイブはイブプロフェンを中心とした洋薬タイプ、新エスタック顆粒は「葛根湯加桔梗(かっこんとうかききょう)エキス」という生薬(漢方由来成分)を配合した独自処方、エスタック総合感冒は5歳から使えるファミリー向けです。同じ「エスタック」でも中身が大きく異なるので、商品名まで確認しましょう。
こんにちは、薬剤師のしばまるです。
「エスタック」シリーズには、実は漢方由来の成分を使ったタイプもあるんです。今日はその違いを整理しますね。
エスタックシリーズの違い
| 商品 | 特徴 |
|---|---|
| エスタックイブ | イブプロフェン中心。ビタミンC・B1配合。15歳以上 |
| エスタックEXネオ | イブプロフェン最大量配合の複数症状向けタイプ |
| 新エスタック顆粒 | 葛根湯加桔梗エキス配合の生薬タイプ。飲みやすい顆粒。12歳以上 |
| エスタック総合感冒 | 5歳から服用できるファミリー向け |
※ここに挙げたのは代表的な商品の例で、すべてではありません。ラインナップや配合成分は変わることがあるため、購入時にパッケージ・添付文書をご確認ください。
💡 「葛根湯加桔梗エキス」ってどんな成分?
新エスタック顆粒に配合されている葛根湯加桔梗エキスは、古くから「かぜ」に用いられてきた葛根湯に、桔梗(のどの症状に使われる生薬)を加えた処方です。悪寒・頭痛・くしゃみ・鼻水など、初期のかぜ症状に用いられてきた考え方が、現代の薬にも取り入れられています。
使うときの注意点
⚠ ここだけは確認してね
- 解熱鎮痛薬やかぜ薬でぜんそくを起こしたことがある方は、イブプロフェン配合タイプは服用できません
- 新エスタック顆粒などの生薬配合タイプは、体質に合わない・胃腸が弱い方は、事前に相談したほうが安心です
- 甘草(カンゾウ)を含む製品を長期間・大量に使用すると、むくみや血圧上昇(偽アルドステロン症)につながることがあるとされています…連用は避け、症状が続く場合は医師・薬剤師にご相談ください
- 眠気が出ることがあります…抗ヒスタミン成分配合のタイプは、服用後の運転・機械操作に注意してください
- 治療中の心臓病・高血圧・糖尿病・肝臓病・腎臓病などがある方、高齢の方、妊娠中・妊娠している可能性のある方は、服用前に医師・薬剤師・登録販売者へ相談を
- ほかのかぜ薬・解熱鎮痛薬・鎮静薬との併用はできません
⚠ 次の症状が出たら、服用を中止して受診を
発疹・発赤、かゆみ、吐き気、胃痛、めまいなどが現れた場合は服用を中止し、医師・薬剤師にご相談ください。息苦しさ・じんましん(アナフィラキシー)、高熱・目の充血・唇のただれ(皮膚粘膜眼症候群など)、むくみ・体重増加(偽アルドステロン症)といった重篤な症状が現れた場合は、直ちに医療機関を受診してください。
「漢方だから体にやさしいはず」というイメージを持つ方も多いのですが、生薬にも副作用や、長期連用での注意点があります。とくに甘草(カンゾウ)は、複数の漢方薬・かぜ薬に含まれていることが多い成分。他の漢方薬を使っている方は、成分の重複にも気をつけたいポイントです。
まとめ
エスタックは、イブプロフェン中心の洋薬タイプと、葛根湯加桔梗エキスを配合した生薬タイプなど、性格の異なる商品がそろうブランドです。生薬配合タイプは甘草の長期連用に注意し、体調や体質に合わせて、商品名まで確認して選んでください。
「昔ながらの生薬」と「現代の洋薬」、どちらも一長一短があります。ご自身の体質に合うものを、少しずつ見つけていくのもいいですね。迷ったら、遠慮なく聞いてください。
よくある質問
新エスタック顆粒は子どもにも使えますか?
葛根湯を飲んでいますが、新エスタック顆粒と併用できますか?
エスタックイブと新エスタック顆粒、どちらを選べばいい?
長く飲み続けても大丈夫ですか?
妊娠中でも使えますか?
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参考資料
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。症状や体質によって適した医薬品は異なります。医薬品を使用する際は添付文書を確認し、ご不明な点は医師・薬剤師・登録販売者にご相談ください。症状が改善しない場合や悪化した場合は、医療機関を受診してください。なお、記事内のリンクには広告(アフィリエイト)が含まれる場合があります。

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