ベンザブロックってどんな薬? 薬剤師がやさしく解説

商品名から知る

ベンザブロックってどんな薬?
薬剤師がやさしく解説

しばまる先生
薬剤師・しばまる薬局
2026.7.20 更新
結論

ベンザブロックには「IP」と「IPプラス」という、解熱鎮痛成分が異なるシリーズがあります。
ベンザブロックIPはイブプロフェン単独IPプラスはイブプロフェン+アセトアミノフェンの組み合わせ。同じブランドでも中身が違うので、商品名まで確認して選びましょう。15歳未満は使用できません。

こんにちは、薬剤師のしばまるです。
「ベンザブロック」も、パッケージの色でシリーズが分かれる代表的なかぜ薬。今日はその違いを整理しますね。

ベンザブロックの成分と特徴

ベンザブロックIPは、解熱鎮痛成分にイブプロフェン450mg(15歳以上の1日服用量)を配合。6種の成分がバランスよくはたらき、かぜの発熱・悪寒・頭痛・喉の痛み・関節の痛みなどを緩和するとされています。柑橘類に含まれるビタミンPの一種、ヘスペリジンも配合されているのが特徴です。

💡 IPと、IPプラスの違い

「ベンザブロックIPプラス」は、解熱鎮痛成分がイブプロフェン360mg+アセトアミノフェン180mgという組み合わせに変わります(IPはイブプロフェン単独)。ほかにも抗ヒスタミン成分の種類などが異なります。同じ「ベンザブロック」でも、成分の構成が違うので、パッケージの成分表示を確認してから選んでください。

使うときの注意点

⚠ ここだけは確認してね

  • 15歳未満は使用できません
  • 錠剤(カプレット)の取り出し方に注意…PTPシートから直接、口の中に入れて誤飲する事故が報告されています。必ずシートから取り出してから服用してください
  • 咳止め成分(ジヒドロコデインリン酸塩など)配合タイプでは、便秘・眠気・口の渇きが現れることがあります
  • 解熱鎮痛薬やかぜ薬でぜんそくを起こしたことがある方は服用できません
  • 治療中の心臓病・高血圧・糖尿病・肝臓病・腎臓病・胃十二指腸潰瘍などがある方、高齢の方、妊娠中・妊娠している可能性のある方は、服用前に医師・薬剤師・登録販売者へ相談を
  • ほかのかぜ薬・解熱鎮痛薬・鎮静薬との併用はできません

⚠ 次の症状が出たら、服用を中止して受診を

発疹・発赤、かゆみ、吐き気・嘔吐、胃痛、めまいなどが現れた場合は服用を中止し、医師・薬剤師にご相談ください。息切れ・息苦しさ(呼吸抑制)、突然の高熱・さむけ・のどの痛み(無顆粒球症)、血尿などのまれな重篤な症状が現れた場合は、直ちに医療機関を受診してください。数回服用しても症状がよくならない場合は、服用を中止して医師・薬剤師にご相談ください。

薬剤師の現場メモ

ベンザブロックのカプレット(錠剤)は、PTPシート(銀紙のような包装)に1錠ずつ入っています。まれに、シートごと誤って飲み込んでしまう事故が報告されています。とくに高齢の方は、シートの角が食道に刺さる事故につながることがあるため、服用のときは必ず1錠ずつシートから取り出してから、で徹底してくださいね。

まとめ

ベンザブロックは、IP(イブプロフェン単独)とIPプラス(イブプロフェン+アセトアミノフェン)で解熱鎮痛成分が異なる、シリーズ内での違いがあるかぜ薬です。15歳未満は使用できず、PTPシートからの取り出し方にも注意が必要です。持病がある方は購入前に薬剤師へ相談してください。

「いつもの色を、いつものように」で選ぶ方も多いのですが、体調や症状は毎回同じとは限りません。時々、成分表示を見直す習慣をつけてみてくださいね。

よくある質問

IPとIPプラス、どちらを選べばいいですか?
解熱鎮痛成分が異なります(IPはイブプロフェン単独、IPプラスはイブプロフェン+アセトアミノフェン)。体質や持病によって向き不向きがあるため、薬剤師・登録販売者にご相談のうえお選びください。
錠剤を飲み込むのが苦手です。何か注意点はありますか?
ベンザブロックのカプレットは、PTPシートから取り出してから服用してください。シートごと誤って飲み込むと、食道粘膜に突き刺さるなど思わぬ事故につながることがあります。
何歳から使えますか?
15歳未満は使用できません。お子さんには年齢に応じた子ども用の製品を選んでください。
ほかの痛み止めと一緒に飲んでもいいですか?
ベンザブロックにはすでに解熱鎮痛成分が含まれているため、別の痛み止めと併用すると成分が重なる危険があります。詳しくは「熱があるとき、かぜ薬と痛み止め、一緒に飲んでいい?」の記事もご覧ください。
妊娠中でも使えますか?
妊娠中または妊娠している可能性がある方は、服用前に医師・薬剤師・登録販売者への相談が必要です。自己判断での使用は避けてください。
しばまる先生
薬剤師

ドラッグストア・調剤薬局での経験をもとに、市販薬や処方薬、健康に役立つ情報を、できるだけわかりやすくお届けします。「むずかしい薬の話を、いちばんやさしく」がモットーです。

参考資料

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。症状や体質によって適した医薬品は異なります。医薬品を使用する際は添付文書を確認し、ご不明な点は医師・薬剤師・登録販売者にご相談ください。症状が改善しない場合や悪化した場合は、医療機関を受診してください。なお、記事内のリンクには広告(アフィリエイト)が含まれる場合があります。

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